筆者音楽制作アプリ「BandLab」のコンプレッサーの種類を紹介!
音楽制作において重要なエフェクトである「コンプレッサー」ですが、各機能の名称や役割がいまいち分かりにくい、難しいと感じることも多い機能だと思います。
コンプレッサーとは?
コンプレッサー(Compressor)は、音量の大きい部分を抑えて小さい部分との差を縮め、音の粒を揃えるエフェクトです。
簡単に言うと、音の「はみ出た音を引っ込める装置」みたいな役割をする機能で、これによりボーカルが均一で聴きやすくなり、楽曲全体のミックスのバランスが整います。
主な効果
- 音量のバラつきを抑える
- 音圧を向上させる
- 楽器やボーカルを前に出す
- ミックス全体のバランスを整える
BandLabの主なコンプレッサーの種類
無料版BandLabのCompressorのカテゴリに入っているコンプレッサーはこの5つ。(2026年4月現在)
- Compounder
- Digi Comp
- FBK Compressor
- TecLab BA-2A
- GTR Squeeze


Compounder
コンプレッサーとエキスパンダー効果の組み合わせエフェクト。
特徴
- コンプレッサーとエキスパンダーを組み合わせたエフェクト
- サチュレーション(歪み)を加えることが可能
適した用途
- ドラム
- エレクトロ系サウンド
- 存在感を強調したいトラック
Digi Compressor
ダイナミクス※を低減するフィードフォワードコンプレッサー。
※ダイナミクス(音の強弱・抑揚・密度)のこと
特徴
- デジタルタイプのコンプレッサー
- 細かいパラメーター調整が可能
適した用途
- ボーカル
- ギター
- ピアノ
- ミックス全般
FBK Compressor
ダイナミクス※を低減する、カスタマイズが可能なフィードバックコンプレッサー。
※ダイナミクス(音の強弱・抑揚・密度)のこと
特徴
- シンプルで扱いやすい標準コンプレッサー
適した用途
- 基本的なパラメーター補正
- 軽い音量補正
TecLab BA-2A
80年代の技術を基にしたスムーズで温かみのある音質のビンテージ風コンプレッサープラグイン。
有名なオプティカルコンプレッサー(光学式コンプレッサー)のエミュレーション※プラグイン。
※エミュレーション(Emulation)とは、あるコンピューターシステム(ハードウェアやOS)の挙動を、別のシステム上でソフトウェアを使って模倣・再現し、そのまま動作させる技術のこと
特徴
- アナログ機材を再現した滑らかなコンプレッサー
- 自然で温かみのある音質
適した用途
- ボーカル
- ベース
- ドラム
GTR Squeeze
ギターや他の楽器のダイナミクスを調整し、サステイン(音の伸び)を強調するために設計されたコンプレッサー系のエフェクトプラグイン。
適した用途
- ボーカル:ハイパーポップやパンク調のボーカルにおいて、声を太く、前に出したい場合。
- ドラム:ドラムのキックやスネアの音を強化し、アタック感を高める際、特にTechLab BA-2Aと組み合わせて使用されることがある。
- その他:ベースやシンセパッドなどの音の粒を揃える。
コンプレッサーの主要パラメーター
コンプレッサーは、複数のパラメータが組み合わさって動作するエフェクトで、以下のような項目がひとつの「セット」として搭載されています。
- スレッショルド(Threshold)
- レシオ(Ratio)
- アタック(Attack)
- リリース(Release)
- ニー(Knee)
- メイクアップゲイン(Make-up Gain)
Threshold(スレッショルド)
圧縮が始まる音量の基準値。低く設定するほど強く圧縮されます。
Ratio(レシオ)
圧縮の強さを示します。
- 2:1:自然な補正
- 4:1:標準的な圧縮
- 8:1以上:強い圧縮
Attack(アタック)
圧縮が始まるまでの速さ。
- 速い:子音やアタック音を抑える
- 遅い:音の勢いを残す
Release(リリース)
圧縮が解除されるまでの時間。
- 短い:軽快でリズミカル
- 長い:滑らかで安定した音
ニー(Knee)
圧縮のかかり方の滑らかさ。
- ハードニー:急激に圧縮(パンチが出る)
- ソフトニー:なめらかに圧縮(自然な仕上がり)
Make-up Gain(メイクアップゲイン)
圧縮で下がった音量を補正します。
まとめ
コンプレッサーの各機能を使いこなすことで、楽曲の聞き心地や完成度が大きく変わってきますね。
ぜひ、いろいろいじってみたり、自分の耳で変化を確認しながら遊んでみてください。
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